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Date: 2013/03/03 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags: Anker Astro3E, 急速充電, 充電電池, 電源, USB電源, USB充電池, iPhone, iPad, Android

Anker Astro3E

先日買った新しいモバイルバッテリーです。実測値は測定開始し始めましたが、今のところの僕のベストバイです。

写真

Anker Astro 3E photo.jpg

スペック(測定中)

電池タイプリチウムポリマー
定格容量3.7V 10,000mAh(37,000mWh)
出力端子USB端子2つ。Apple用、Android用ポートあり
入力端子マイクロUSBポート
出力定格出力 5V 合計3A(2ポート)
実測出力5V (私の手持ちの計測での実測最大値)XXXXXA=XXXXmA(iPad2)+500mA(10Ω抵抗)
実測放電時間 (5V 500mA(10Ω負荷時)で15時間15分
実測Ah換算 8,814mA
実効容量 Ph = V^2/R * H = 4.62^2/10 * 15.27 = 32,612mWh (効率88.14%)
入力定格5V 1.5A
実測入力電流 ACアダプタ(2.1A対応アダプタ) 1130mA(最大)
実測充電時間 10時間20分
OptimusLTEへの実測充電性能純正ケーブルにて、85%充電までX時間弱、フル充電がX時間弱。
2ポート充電(iPad2へ充電しながら10Ω負荷:500mA)XXXXWh(効率:XXX%)
数珠つなぎ充電
(本機へ充電しながら出力端子への通電)
不可(セルの充放電が起きてバッテリーセルが傷む為、メーカーよりやらない方が良いと公式回答をいただきました)

感想

作りは非常に良い感じです。マニュアルは謎の日本語が書いてありますが、きちんとしたマニュアルだと思います。持った感じから10Ahぐらいありそうなリポの重さがします。

2ポートにAppleとAndroidと書いてあるポートがありますが、これは恐らくついている抵抗が違うのでしょう。知らなきゃ損する急速充電のエントリーでも書きましたが、急速充電の手順はあとから規格化されたこともあって、規格制定前の古いiPhoneやiPod、XperiaなどのAndroidも、抵抗値に若干の調整がいることがあるのです。


グラフ

Anker ASTRO 3Eからの500mAh放電

Anker ASTRO3Eからの定格放電Anker ASTRO3Eからの定格放電

1時間ぐらいのところで刻みがあるのは、多分私の測定ミスです。テスターでクリップを付けて計っているので、テーブルが動いたときに接触が悪くなることがあるのです。まあ誤差の中と言うことで(笑)

見たところ、割と安定した電力放電をしてると思います。効率を計算すると88%もあるので、ちょっと良すぎる感じもします。どこかに10000mAhぐらいの電池容量と言う記載もあったので、もしかしたら少し大きめの電池が入っているのかも知れません。

Anker ASTRO 3Eへの充電

ANKER Astro 3Eへの充電ANKER Astro 3Eへの充電

不思議なのは、他の電源のようにトリクル充電(定電圧充電)になっている様子がないことです。何なんでしょうね、これは。これでちゃんと上記の効率が出ているので、もしかすると定電流充電できる85%容量で10000mAhあるということなんでしょうか?

ちなみに最後は明らかに入力電流が「カット」されます。リチウムイオン電池は過充電を続けると、爆発、燃焼などがおきるものなので、安全回路が働くのだと思います。ちなみにいったん充電ケーブルを抜いて、さらに差し込むと1A程度で5分間程度再び充電をしますが、せっかく安全回路がついているので、辞めた方がいいでしょう(笑)