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Date: 2019/12/06 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags:

コンピュータTips/FreeBSD/mgetty+sendfaxのセットアップ(受信FAX編)

2000?/??/??

我が家にはFAXがあるので、あえてFAXモデムをつかって受信する必要はありません。

しかし、家庭用のFAXは感熱だったり、熱転写だったり、保存には向かないし、遅いことが多いと思います。保存を考えて我が家のFAXは、インクジェットのものを購入したのですが、このFAXは180dpiぐらいの一昔前のインクジェットプリンタと同様のメカニズムを使っているように見えます。NECのFAXなのですが、同社のインクジェットプリンタと同じインクを使うために、インクが3000円弱もするわりに、長くは使えません。また、セットしておける紙の枚数も非常に少ないのです。

ご存知かもしれないし、多分、感覚的に分かると思いますが、インクジェットプリンタは、個人が大事に使うための機械です。LANにつないで、みんなでごりごり使ってもらおうとすると、大抵すぐに寿命が尽きてしまいます。その点、レーザープリンタの方がタフで、みんなが LANでちょっとしたドキュメントを印刷しても、早いし問題もあまりおきません。

Home Officeには、レーザープリンタがつながっていて、これは常に省電力モードとなって電源が入っています。このプリンタにFAXを受信すると、割合便利だと思い、FAXモデムをセットアップすることにしました。

portsを使う。

/usr/ports/comms/mgetty+sendfax/のものを利用する。

MakefileのFORBIDDENをコメントアウトすること。

コンパイルし、インストールする前に、FAXモデムがどこにつながっているか確認をしておく。tipなどでATコマンドを送り、FAXモデムが動くことは確認しておこう。tipでの操作は/etc/remoteを多少操作する必要があるかもしれない。

make installでは、さまざまな質問をするので適当に答える。電話番号やどのcomポートを使うかも聞いてくるのでちゃんと答えること。

/etc/ttysを確認する。

cuaa? "/usr/sbin/mgetty ・・・・・・・以下略

というものが追加(あるいはリプレース)されているはずである。これはこのcomポートをたたかれたら、そのプログラムを起動する(依存する)という処理なのだが、makeのなかでinitにHUPコマンドは送ってないようなので、送っておく。

kill -HUP 1

とやり、mgettyがきちんと動ことも確認しておく。ps aux | grep mgettyとするといるときもあるが、cuaa?をたたかれない限り起動しないこともある。

とりあえずその番号に電話しFAXモデムが答えてくれれば良い。携帯電話などから適当にその番号へコールし、モデムが受話器を取ってFAXの受付音が流れ始めたら、切ってしまって良い。

適当に受信する。

わざわざ人の手を借りるのも面倒なので、出来れば何らかの端末からFAXが送信できるとよい。以前私は、ISDNの1番号めのFAXから2番号めの FAXMODEMに転送をかけたが、フレッツ契約時にルータにしたため、どうしても1ポートはつながってしまうためにそれは出来ない。

今回は、WindowsCEのPERSONAの付属ソフトでFAXを送信した。

FreeBSD側でFAXが正常に受信されると、今回のインストールでは、

/var/spool/fax/incoming/

の下に、g3FAX形式の画像ファイルで格納される。g3ファイルは、g3topbmでpbm形式に変換することが出来るので、

g32pbm fn????? | xv -

※注意 g32pbmとg3topbmは同一で、mgettyによりインストールされたものである。したがって、ここまで一気に来たなら、rehashを忘れないこと。

で、pbm形式になり、xvで表示することが出来る。

受信と同時に印刷をしたいとき。

受信と同時に印刷をする場合、受信と同時にスクリプトを立ち上げてあげる必要がある。そのスクリプトは、デフォルトでは、

/usr/local/lib/mgetty+sendfax/new_fax

というシェルスクリプトである。このスクリプトの中で、受け取ったらすぐに印刷するとか、メールを送るとか、WEBで見れるようにするだとか、適当にやればよい。今回はまず印刷することを考える。

UNIXにインストールされたプリンタは、すべてPSプリンタ(あるいはgsによるクローン)であることを前提にすると、g3ファイルからpsファイルに変換をすれば、すべてのプリンタで印刷が可能になる。

mgetty+sendfaxの中には、g3topsという便利なソフトが、

/usr/ports/comms/mgetty+sendfax/work/mgetty-1.1.21/contrib

の中に入っているので、このソフトを使わせていただこう。ただし、メーリングリストに掲載されたと思われるフォーマットで記述されていて、最初にドキュメントらしきものが書いてある。適当にもとのg3tops.cのバックアップを取り(cp g3tops.c g3tops.c.org)、最初のほうのマニュアルをコメントアウトしよう。コンパイルは次のように行えばよい。

cc -pipe -O -o g3tops g3tops.c -I ../ -I ../g3/ ../g3/g3.o

コンパイルできたら、/usr/local/lib/mgetty+sendfax/にでも適当にコピーしておく。

そして、new_faxスクリプトを次のような感じで記述しておく。

#!/bin/sh

PATH=/usr/bin:/bin:/usr/local/bin

HUP="$1"
SENDER="$2"
PAGES="$3" 

G3TOPS=/usr/local/lib/mgetty+sendfax/g3tops

shift 3
P=1

while [ $P -le $PAGES ]
do
FAX=$1

$G3TOPS $FAX | lpr -P ps

shift
P=`expr $P + 1`
done

exit 0

どっかのサンプルから適当に改変して作ったのだと思うが、基本的なことだけなので分かりやすいとおもう。FAXログを残したり受信と同時にメールをしたり、WEBに児童掲載するなどしたいときには、ここから適当に編集するとよい。