HOME / コンピュータTips / Solaris / NTFS、FAT、FAT32、ext2、ext3のディスクを読む
Date: 2024/10/06 | | Tags: Solaris opensolaris fat fat32 ntfs ext2 ext3 mount
Linuxでは普通に行えるNTFSなどの他OSのボリュームマウント。しかし、Solarisでは標準ではマウントできないので、ファイルシステムをインストールする必要がある。
一部、LiveCDのSolarisであるBelenixなどでは、標準で入っているのだが。
他OSのファイルシステムなので、「書き込む」ことはやはり怖いが、読むことぐらいさせてくれたって良いでしょう?
ってことで、その方法。
対応フォーマットは下記の通り。括弧の中は-Fオプションで指定する値。
URLを見る限り、belenixの関係のものなのかな・・・・とか思ったり。
gzip -dc FSWpart.tar.gz | tar xvf - gzip -dc FSWfsmisc.tar.gz | tar xvf - pkgadd -d .
設問にはallと答える。
Linuxでは
/proc/filesystems
を見るが、Solarisでは/procにはLinuxに比べて様々な情報が出ていない。
これに一番近いのは、
ls /usr/lib/fs
かな。
どのパーティションに、NTFSや、FATが入っているのか知っているのならば、
mount -F ntfs /dev/dsk/c1.... /mnt/windir
や、
mount -F ext2fs /dev/dsk/c2... /mnt/linix
などとすればよい。
詳しくはSolarisのマニュアルに書いてあるが、
fdiskなどのサブコマンドを下手に実行しなければ、ディスクは壊しません。
リムーバブルなディスクならば、
format
と、
format -e
の差を見れば、推察が着くでしょう。
私の今の環境ではこんな感じ。
format
Searching for disks...done AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c1d0 <drive type unknown> /pci@0,0/pci-ide@1f,1/ide@0/cmdk@0,0 1. c2t0d0 <DEFAULT cyl 12158 alt 2 hd 255 sec 63> /pci@0,0/pci17aa,20a7@1f,2/disk@0,0 Specify disk (enter its number): ^C
format -e
Searching for disks...done AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c0t0d0 <HAGIWARA-ExpressCard SSD-1100-3.78GB> /pci@0,0/pci17aa,20ab@1d,7/storage@4/disk@0,0 1. c1d0 <drive type unknown> /pci@0,0/pci-ide@1f,1/ide@0/cmdk@0,0 2. c2t0d0 <DEFAULT cyl 12158 alt 2 hd 255 sec 63> /pci@0,0/pci17aa,20a7@1f,2/disk@0,0 Specify disk (enter its number): ^C
少なくてもこれでわかるのは0番がExpressCARD接続のSSDだってことぐらいか(笑なおUSB等のディスクはこれでわかりますよ。
prtconfの差分をとっても良いかも。
先ほどインストールしたFSWpartのもの。
たとえば、
prtpart /dev/rdsk/c1d0p0
Fdisk information for device /dev/rdsk/c1d0p0 Block Size : 512 bytes Controller : ide Disk : cmdk Capacity : 111 GB # start block # nblocks startCylSecHd endCylSecHd OSType 1: 0000002048 0013578240 0/21/20 82/c8/28 Unknown 2: 0013580288 0220858368 82/c9/28 ff/ff/ef IFS: NTFS
これをみて、推察。
mount -F ntfs /dev/dsk/c1d0p0 /mnt
みたいな。
真っ当には読めません。少なくても今のところ。
ntfsに限り、マウントとアンマウントを繰り返していると、そのうち、おかしな状態になることがあります。
例えば、mountコマンド入力時に反応がないなど。
ntfsのファイルシステムドライバは、通常の実装とは異なるようで、マウントすると自分自身がNFSサーバ?になるようです。
mount コマンドの出力例です。
このとき、実際には下記の通り、mountコマンドが立ち上がっています。
ps -aef | grep mnt
root 2660 2301 0 00:15:17 pts/6 0:00 grep mnt root 2656 1 0 00:15:09 pts/6 0:00 mount /dev/dsk/c1d0p2 /mnt
この場合、mountコマンドが異常状態になっているので、killで終了させ、再びマウントすればOKです。