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Date: 2015/04/02 | | Tags: Solaris, Solaris11, 購入方法
Solaris11の入手方法、購入方法をまとめてみました(2015年4月更新)
Solaris11の入手は、ウェブから無料でダウンロードできます。ダウンロードはここからできます。
OTN ライセンスです。日本語版の文面があるので、一度はちゃんと見るべきでしょう。
いわゆる商用のライセンスなのですが、無料で利用できる範囲には制限があります。
部分的に引用すると、
だそうです。まあ、商売で使うなら買ってよ!という感じのよくあるライセンスです。個人で「開発しながら自宅鯖」を使うには多分無料だとおもいます。責任は持てません。
ちなみに、Oracleのハードウェアをサポート付きで買えば、サブスクリプション含めて利用できるようです。
サブスクリプション契約を結ぶ(≒購入する)と、商用で本番運用などができるようになります。
OSのパッチは、現在はCBE(Common Build Environment)になったことで、無料で使う人も仕えるようになりました。ただ、これは商用ではつかえないことと、商用のSRUと違い、ちょっと早めに出るのでつまりCBEはBeta^H^H^H^Hそういうものなのです。
提供形態はpkgコマンドでのアップデートです。SRUという名前の「概ね月次アップデート集」の単位で配布され、pkgコマンドがアクセスするレポジトリサーバが、お金を払わないと見れない「support」と言われる方を向くように設定できるようになります。
また、SRUの更新頻度がつらい人の為に、CPUといってCritical Patch Unitというものもあります。
この辺は、こちらで解説しています。
Solaris 11のサブスクリプション購入方法です。
まず、動作確認はしておきましょう。これを購入する場合は、SPARCではなく、いわゆるPCのx64アーキテクチャのサーバになります。先に自分のサーバで動くかどうか、OTNライセンスの範囲で動作確認をしておく必要があります。
購入はこちらから、Oracle Solaris Premier Subscription for Non-Oracle Hardwareという名前の商品を探します。
お値段は、Oracle Solaris Premier Subscription for Non-Oracle Hardwareに掲載の通りですが、これを書いてる時点(2015年3月)で1CPUあたり年間108,696円。2CPUだと2倍。コア数制限はなし。
Solaris ZonesやKernel Zoneで、仮想サーバはいくつでも作れます。CPU数制限以外の機能制限はありません。
私の場合は、WINDOWS、Redhat Enterprise Linux、Solarisの3つのOSを毎度選ぶことになりますが。RHELよりは安く、WINDOWSよりは高いって感じですね。
クレジットカードで買えば、今すぐパッチサーバににアクセスができるかというと、そうでもありません。
ウェブから購入すると、
という、タイトルのメールが届きます。そこには、注文番号、CSI番号-ソフトウェア/サービスという番号があります。ちなみに、私は日本語と英語の2通がとどきました。
このCSI番号が重要です。
しばらくすると、次のメールが届きます
My Oracle Supportにアクセスします。
次に、詳細 - 設定を開き、管理メニューのユーザの管理を選びます。この中で自分を選択すると、すぐしたの「ユーザー詳細を表示」が出てきます。
ここで「アクセスのリクエスト」をクリック、そこにサポートIDを入力する場所があるのでCSI番号を入力します。サポートID、つまりCustomer Support IDのこと。つまりCSI=サポートIDのようです。
数時間(営業日での・・・かな?)すると、下記の様なメールがきます。
これで権限が付与されたハズです。
サブスクリプションを購入したいという人は、ほとんどの人がイコール、パッチを手に入れたかったのだと思います。
まずはpkg-registerからアクセスし、証明書をゲットします。
ここは迷うことは無いとは思いますが、
あとは、pkgコマンドで鍵のペアを登録すれば、すぐに使えます。
鍵と証明書をデスクトップにダウンロードしたら、
sudo mkdir -m 0755 -p /var/pkg/ssl sudo cp -i ~/Desktop/Oracle_Solaris_Support.key.pem /var/pkg/ssl sudo cp -i ~/Desktop/Oracle_Solaris_Support.certificate.pem /var/pkg/ssl
鍵の登録とレポジトリをサポートレポジトリに変更をする。
sudo pkg set-publisher \ -k /var/pkg/ssl/Oracle_Solaris_Support.key.pem \ -c /var/pkg/ssl/Oracle_Solaris_Support.certificate.pem \ -O https://pkg.oracle.com/solaris/support solaris
パッケージアップデートで最新版にアップデートしましょう。
sudo pkg update -v
こんな感じです。
ちなみに、有効なCSIを持っている間、Show Detailsからいつでも鍵をダウンロードすることができます。インストールベースに対して1つづつ個別の鍵があるのではなく、申請したユーザに対して1つづつのような気がします。僕のCSIは複数登楼されていますが、ダウンロードできる鍵はいつも一緒なので。
昔は、必要な分、個別の鍵を発効していたようですが、技術的には鍵をコピーしてしまえばどのマシンでもpkgコマンドは動きますしね。
とりあえず、必要な分、正しくサブスクリプションは契約しましょう。
Solarisがずっと続くためにもね。
上部のタブからパッチと更新版を選びます。
次に、パッチ検索から、製品またはファミリ(拡張)を選択し、製品欄にSolaris Operating Systemと入力します。途中まで入力するとオートコンプリートします。
リリースをOracle Solaris 11 Operation Systemを選択します。当然、Solaris10のリコメンドパッチ、、Solaris 11 ExpressなどのSRUも検索に入れることはできます。
最後にプラットフォームを選び、実際の必要なプラットフォーム(SPARCとかx64とか・・・)を選び、検索ボタンを押します。
検索後、次の物などが入手できます。
なお、レポジトリのisoファイルからSRUが当たったレポジトリが作れるため、LAN内のサーバでもばっちりパッチ当てができます。
更新という概念がないみたいで、期限が切れないようにうまくつなげて買っていくだけみたいです。
実質的な事を言うと、切れ目無くpkg-registerに繋がるかどうか?ということなのですが。
ただそれと、pkg updateができる期間に抜けができるかどうかは、別の問題なんですよね。