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Date: 2008/09/01 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags: Solaris, OpenSolaris, Tiarra, インストール, manifest, svcadm

Tiarraのインストール

TiarraはIRCのProxy。チャネルに常駐でいるだけでなく、様々な機能がある。たとえば、WEBブラウザや、ケータイブラウザからもIRCを見ることが出来るなど。

レポジトリからsvnでcoしてくる。

  • http://coderepos.org/share/wiki/Tiarra

設定については割愛。

svcadmに登録

MANIFESTで登録をすることで、svcadmに登録を行うことができる。

なお、tiarraはzoneの上に作成し、ユーザtiarra権限で起動する。

ユーザの登録

  • ユーザ:tiarra
  • グループ:pirc

と言う名前でつくり、そのユーザで動かす。

ディレクトリ

  • /usr/local/sfw/tiarraにインストールした。
  • ディレクトリ以下のownerとgroupはtiarra/groupにした。

実行

下記の実行プロセスで、実行が出来ることまでは確認する。ユーザはtiarraで行うこと。

./tiarra --config=tiarra.conf

たとえば・・

su - tiarra -c "./tiarra --config=tiarra.conf"

など。

MANIFESTの作成

MANIFESTは添付の通り作った。

基本、インスタンス(プロセス)を複数起動できるようにしてある。instanceの項目をコピーし、tiarraのconfig単位に軌道を指せることが出来る。

このとき、下記のようにインスタンスを作る毎に、増えていく。インストールディレクトリは、実行権限に関しては、manifestに全て記載する。

# svcs -a | grep tiarra
online          0:50:12 svc:/application/tiarra:unagi
online          1:31:06 svc:/application/tiarra:default

インストールは、/var/svc/manifest/application/tiarra.xmlここにコピーをし、下記のようにIMPORTする。

svccfg import /var/svc/manifest/application/tiarra.xml

何度もimportをしたときは、refleshを行うこと

svcadm refresh svc:/application/tiarra:default

METHODの登録

manifestの実行スクリプトは

/lib/svc/method/tiarraにインストールする。

このスクリプトをstart、stopオプションをつけて実行するだけなので、従来のinit.dに似ている。しかし書くオプションのデフォルト値はmanifestに書かれており、値はあとから変更が出来るのがSMFの特徴。

このスクリプトも同じで、svcpropで値を引っ張っているので、必要な人はsvccfgで値を変えるとよい。

ディレクトリの作成

このスクリプト自体tiarra権限で動くようにMANIFESTで設定されているので、pidのあるファイルや、logファイルは、あらかじめtiarra権限で読み書き化膿にしておく必要がある。そこで、

mkdir -p /var/run/tiarra/
chmod tiarra:pirc /var/run/tiarra/
mkdir -p /var/log/tiarra/
chmod tiarra:pirc /var/run/tiarra/

と作成する。インスタンスの数だけ出来るので注意。

以上でsvcadmでコントロールが出来るはず。


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