HOME / コンピュータTips / Solaris / Fujitsu Web Inspectorを動かす
Date: 2009/02/23 | | Tags: Solaris, OpenSolaris, Fujistu, WebInspector, アクセシビリティ
Fujistu WebInspectorとは、JIS-X8341-3に準拠したアクセシビリティチェックのためのツールである。無償で利用できるため、非常に重宝する。とりあえずこれに通りさえすれば、機械的な意味でアクセシビリティに違反することは減る。
アクセシビリティと言っても、日本では障害者のためのものが色濃く出ているが、W3Cでは読み上げ対応ブラウザを含め、あらゆる環境でコンテンツが見れることを意識している。そんなわけで、対応しておくほうがいいのであるが、このサイトの場合はいくつか事情があって、アクセシビリティの特典が極めて低い(汗)そのうち考えることにする。
Fujitsu WebInspectorは、Java用のアプリであるため、Windowsのアプリを展開して頑張ればSolarisでも動作する。元々重い処理をするソフトなので、VirtualBoxやWineの上でJavaを動かすのだと、VMの上でVMを動かすようなものなので、なるべくネイティブで動作させたい。
そんなわけで、Solarisで強引にインストールする方法を・・・。
残念ながらexeをUNIXで直接展開できなかったので、VirtualBoxか、wineをつかってexeを実行し、どこかに展開をする。
展開したら、ファイルをコピーし、ユーザのbinディレクトリに置く。データをバイナリと同じ所に置くので、ホームディレクトリに置くことが望ましい。
例)
~/bin/FujitsuWebInspector/
たとえば、このようなスクリプトを置いておく。
#!/bin/sh cd ${HOME}/bin/FujitsuWebInspector/ java -server -jar lib/WebInspector.jar
※serverをつけているのは、一度起動したら、何度も実行する類のアプリであるため。
起動したら、環境設定を押し、HTMLブラウザのPATHを設定する。そのままではUNIXでは起動しないので、openurl.shというスクリプトを作りこれを指し示しておく。
#!/bin/sh BROWSER=/bin/firefox ${BROWSER} `echo $1 | sed 's/^\"file:\(.*\)\"$/file:\/\/\1/'`
これは、次のようにURLが指定されているため
"file:/var/tmp/wi5.11._kohju/wi_res4428.html"
このスクリプトでは、これを、下記のようになおす。
file:///var/tmp/wi5.11._kohju/wi_res4428.html
あとは、ちゃんとスクリプトに実行属性などがつけてあれば、普通に動作するはずである。
正直、ライセンスさえ許せば、SolarisのPKGを作ることは用意であるのだが、今回はここで(笑)