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Date: 2009/12/11 | | Tags: OpenSolaris, Thunderbird, 最新版, インストール, Thunderbird 3.0
OpenSolarisでThunderbird Ver.3.0を使ってみました。
OpenSolarisのThunderbird自体は、mozillaでも、OpenSolarisのコミュニティでも配布していないため、mozillaのcontribからダウンロードし、ごにょごにょして日本語化します→ Thunderbirdのインストール。
使ってみた最初の雑観を。
たぶん、これが一番大きい変化なのだと思います。
まず、Thunderbird Ver.3はTab型に変わっています。なので、あとでリプライしないとならないものとかはタブにしておけばいいので、私みたいな、後でできることは後にしてしまうダメ人間(汗)には便利です(笑)
起動すると、設定エディタというタブがあるので、互換性と新機能の確認をすると良いかと思います。
強化・・というのでしょうが、IMAPでも積極的にローカルに落とし、同期をします。以前、必要なフォルダだけオフライン化する話をこのブログに書いたのですが、多分それのもっと良い物なんだとおもいます。
知ってると思いますが、IMAPはメールフォルダがすべてサーバにあるため、どこのパソコンからも設定さえすればメールが振ってくる反面、ネットに繋がっていないとメールがまともに読み書きできません。
デスクトップには良いのですが、移動の激しいノートだといちいちネットに接続し、これが結構ストレスになります。自分のPCにコピーすることで、オフラインでもIMAPのメールが比較的簡単に使えるようになります。
ただ、IMAPでしばしば使われる、1つのアカウントを複数人で共有する使い方で、どの程度問題がでるのかは、これからやってみないとわからないところです。
加えて、IMAPは検索などはサーバに負荷をかけます。そして、多分IMAPサーバの検索は単なる普通の検索なので、ちょっと気の利いた事をするためには、ローカルへのコピーが必須です。
なので、今回のバージョンアップでは、IMAP4の検索強化も目玉なのかもしれませんね。
複数のメールアカウントを設定している人のために「受信ボックス」が串刺しで見えるようになっています。
いまのところは、受信ボックスのトップだけのようですが、これが便利かどうかはこれから使ってみないと分からないかな。
フォントのせいかもしれませんが、Firefox 3.5と、Thunderbird 3は、フォントの縦幅が妙に間延びしてる気がします。なんでなんだろ。多分、ghome オンリーの話でしょうけど。
ところで、最初の同期(ダウンロード)と検索のためのインデックス作成が酷く時間がかかります。
その間、PCが真っ当に使えないほどI/Oアクセスがあります。
extended device statistics r/s w/s kr/s kw/s wait actv wsvc_t asvc_t %w %b device 0.0 30.0 0.0 1699.0 27.1 1.0 902.9 33.3 100 100 c4t0d0
I/O ブロック100%! 何もできません。
なので、まずは寝る前に設定して放置プレイしかないわけですが・・・なんて言うか、この設定は「デフォルト」なのです。
デフォルトってことはどういう事かというとですよ?
世の中のIMAPサーバのメールサーバ事業者(弊社含む)からすると、顧客がThunderbird V3に突然入れかえると、とんでもないことが起きるわけです。
これがまだThunderbirdだから良いものの(ある日突然勝手に入れるのではなく、好きな人だけが入れるものだから)。
このIMAPでも検索性能や管理性能を見いだすために、とにかくオフラインへコピーするののがトレンドになるのだとすると、もしWindows標準メーラー系がこういう形にアップデートすると、大変なことになりますね。