HOME / 日記 / zfsでシンプロビジョニングの夢は見れるのか?
Date: 2010/02/01 | | Tags: Solaris, OpenSolaris, Howto, 利用法
たまには、うちみたいな業者じゃないと分からない様なネタをだしてみます。
下記は、とあるものうち、無作為にざっくりと抜粋したものです。
CREATION | VOLSIZE | USED |
Thu Apr 23 20:12 2009 | 20G | 2.95G |
Wed Mar 18 15:25 2009 | 32G | 4.59G |
Wed Mar 18 15:25 2009 | 32G | 21.1G |
Wed Mar 18 15:25 2009 | 32G | 4.59G |
Wed Mar 18 15:25 2009 | 32G | 18.4G |
Wed Mar 18 15:26 2009 | 32G | 16.0G |
Wed Mar 18 15:26 2009 | 32G | 2.84G |
Thu Mar 19 5:49 2009 | 32G | 1.71G |
Wed Mar 25 15:38 2009 | 32G | 22.7G |
Thu Apr 16 5:23 2009 | 20G | 3.21G |
Fri Nov 27 1:40 2009 | 10G | 1.87G |
Thu Sep 10 3:01 2009 | 20G | 11.3G |
Tue Sep 15 11:26 2009 | 10G | 1.13G |
Mon Sep 28 20:58 2009 | 20G | 9.78G |
Tue Oct 20 15:00 2009 | 10G | 175M |
Fri Nov 6 17:58 2009 | 10G | 589M |
Fri Nov 6 17:59 2009 | 40G | 3.69G |
Fri Nov 6 17:59 2009 | 40G | 3.13G |
Fri Nov 6 18:07 2009 | 40G | 1.14G |
Thu Jan 21 10:01 2010 | 32G | 8.13G |
Thu Jan 21 10:01 2010 | 32G | 1.96G |
Thu Jan 21 10:01 2010 | 32G | 239M |
Thu Jan 21 10:01 2010 | 32G | 9.75G |
Thu Nov 12 19:44 2009 | 10G | 1.90G |
Wed Aug 5 19:02 2009 | 10G | 1.80G |
Thu Nov 26 21:07 2009 | 10G | 1.49G |
Wed Nov 11 18:19 2009 | 10G | 2.27G |
Fri Mar 13 6:20 2009 | 2.00G | 2.00G |
シンプロビジョニングとは、こういうものです。リンク先でお茶を濁します(笑)
要するに、ホストへ見せかけだけ大きなディスクだと設定しておき、実際には利用してる量のみしか実ディスクを使っていないという技です。この方法だと、本当に足りなくなってから増設すればいいとかそう言う話しになるのだけれども、実際問題みんなが同時に突然100%つかったらどうするね? 問題とか、そう言う琴もあって恐ろしさがあります。
そしてこれは、iSCSIのターゲット(ディスク)側の出力です。
イニシエータ(ホスト)側に見せているボリュームサイズ(VOLSIZE)に比べて、実利用量(USED)とはこんな物です。
個々はユニークなディスクで、中にはOpenSolarisのコンテナとユーザエリアがあります。仮の名前を付けるのも面倒だったので、無作為に抽出したものを作成日毎に並べてみました。
実際のボリューム作成方法の例は、
zfs create -s -V 32GB -o shareiscsi=on pool名
と言う感じ。
またホスト側は、切り出されたディスクをiSCSI経由でマウントして「ZFS」で利用しるので、当然一番気になるのは「Copy On Write」の部分だと思います。
Copy On Writeでは、利用している部分が徐々に変わっていくため、実際にシンプロビジョニングしても、使っているウチにすぐに一周してしまったりして、MAXまで利用してしまうのではないかと考えておりました。だから実際にはシンプロビジョニングはあまり効果は無いのかなと思っていたのですが、こうやって1年弱経って見てみると、思ったよりも利用率は少ないようで、Internetサーバはこんな物なのかなぁと思います。
ということで、業者らしい、たまには役に立つ情報を :)
このBlogの顧客層からは、全然お客さんがないようで(汗)むしろ社内でプライベートクラウド作ってみるような層の方が多いのかしら。
たまにはお客さんになってくださいな(笑)