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Date: 2010/02/17 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags: OpenSolaris, HowTo, dev, 2009.06, 2010.03

OpenSolaris 2009.06から2010.03previewへのアップデートメモ

メモなのでこのエントリはしばしば更新されていきます。

自分の環境ではまった物だけメモしてあります。

見て置いた方がいいもの

  • http://opensolaris.org/jive/thread.jspa?threadID=123194&tstart=0
  • 最近のug-jposugのログ

はまりポイント

  • image-update
    • 一杯 Warningでたが、まぁなんとか。
    • 私はcontrib系の除去はいらなかったのでスルー。
  • nVidiaでXが起動しない。
    • /etc/X11/xorg.confを削除。
    • キーカスタマイズ周りでxorg.confに記載していたのが問題だった様子。
    • nVidia周りが何か変わったらしい。そのままだとXが起動しない
  • Could not update ICEauthority file /.ICEauthority
    • pfexec usermod -d /var/lib/gdm gdm
  • fontレンダラーが変わって細字になった気がする
    • ちょっと汚くなった様な気がしない?
  • firefox(mozilla contrib版。/opt/sfw以下に入る物)、thunderbirdが起動しない。
    • ショートカットをenv LD_BIND_NOW=1 ./thunderbird or ./firefox に変更
    • コマンドプログラムのために、/usr/bin/firefoxを書き換え
  • ATOKのパレットが縦置き出来なくなった
    • 仕方がないので横置き
  • xorg.confで、Option "XkbOptions" "ctrl:nocaps"が、使えなくなった。
  • VirtualBoxが起動しなくなった
  • svcs -xv で、iscsi_initiatorが残る。
    • 名前が変わってiscsi/initiatorになった。ゴミなので、pfexec svccfg delete iscsi_initiator で消す。

firefox

こんな感じでつくっておく。

cat >>/usr/bin/firefox  <EOL
#!/bin/sh

env LD_BIND_NOW=1 /opt/sfw/bin/firefox $*
EOL
chmod +x /usr/bin/firefox

xmodmaprcで設定

keycode  117 = Insert
keycode  106 = Multi_key
remove Lock = Caps_Lock
keycode  66  = Control_L
add Control = Control_L
!!keysym Caps_Lock = Control_L

VirtualBoxが起動しなくなった

VirtualBoxが起動しない。下記の様にtrussで追っかけても、/usr/sfw/lib以下にあるはずのlibstdc++.so.6が見つからない。

% truss -fa -t open,chroot /opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox
truss: cannot trace set-id or unreadable object file: /opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox
kohju@hadriel(10171)% truss -fa -t open,chroot /opt/VirtualBox/VirtualBox
19904:  execve("/opt/VirtualBox/VirtualBox", 0x08047840, 0x08047848)  argc = 1
19904:   argv: /opt/VirtualBox/VirtualBox
19904:  open("/var/ld/ld.config", O_RDONLY)              Err#2 ENOENT
19904:  open("/usr/lib/librt.so.1", O_RDONLY)          = 3
19904:  open("/usr/lib/libsocket.so.1", O_RDONLY) = 3
19904:  open("/usr/sfw/lib/libstdc++.so.6", O_RDONLY)     = 3
19904:  open("/usr/lib/libm.so.2", O_RDONLY)            = 3
19904:  open("/usr/sfw/lib/libgcc_s.so.1", O_RDONLY)      = 3
19904:  open("/usr/lib/libc.so.1", O_RDONLY)            = 3
19904:  open("/usr/lib/libnsl.so.1", O_RDONLY)        = 3
19904:  open("/proc/self/auxv", O_RDONLY)  = 3
19904:  execve("/opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox", 0x08047840, 0x08047848)
19904:    *** cannot trace across exec() of /opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox ***
ld.so.1: VirtualBox: fatal: libstdc++.so.6: open failed: No such file or directory

AMD64用として追っかけても見つからない。

% pfexec truss -fa -t open,chroot /opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox
19878:  execve("/opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox", 0xFFFFFD7FFFDFF738, 0xFFFFFD7FFFDFF748)  argc = 1
19878:   argv: /opt/VirtualBox/amd64/VirtualBox
19878:  open("/var/ld/64/ld.config", O_RDONLY)        Err#2 ENOENT
19878:  open("/lib/64/librt.so.1", O_RDONLY)            = 3
19878:  open("/lib/64/libsocket.so.1", O_RDONLY)  = 3
19878:  open("/usr/lib/locale/C/opt/VirtualBox/VirtualBox/LC_MESSAGES/SUNW_OST_SGS.mo", O_RDONLY) Err#2 ENOENT
19878:  open("/usr/lib/locale/C/opt/VirtualBox/VirtualBox/LC_MESSAGES/SUNW_OST_OSLIB.mo", O_RDONLY) Err#2 ENOENT
ld.so.1: VirtualBox: fatal: libstdc++.so.6: open failed: No such file or directory

その1

どういうわけか、SUNWgccruntimeだけではダメで、/usr/lib以下にインストールされる、libstdc++.so.6.0.10ではうまくいく。

pfexec pkg install -v pkg:/developer/gcc/gcc-runtime-432

その2(こっちのがらく)

なぜか(笑

pfexec pkg fix SUNWfreetype2

で治る。

これはlibstdc++.so.6などを、sfw/lib/64で参照しているため。

cd /usr/sfw/lib && ln -s amd64 64

でも治ると思うが・・・。

111から132へのアップデート時に誰かが消すのだと思われる。SUNWfreetype2をfixして治るのは、たまたまfreetype2にだけ64へのシンボリックリンクがパッケージ化しているから。

本来、これらはamd64以下のsoを含む全てが64へのシンボリックリンクを張ることが望ましいですね。



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