DECとIntelの和解の件の解釈は人によっていろいろあるようだけど、多くのジャーナリスト達がAlphaは終わりそうだと言っていることが多い。さすがに問い合わせも多いのか、焦った様に日本DECのホームページには「Alpha絶望視論」を否定する話が書いてあった。DECはIntelに自社ファブを売り、これでSUNのようなファブレス企業(半導体工場を持たない設計屋)になったわけだ。まぁ、ファブ設備は物理的な工場故に、単純に経費がかかるからだろうけど。今後、AlphaチップはIntel製、サムソン製、三菱製で出荷されることになる。ファブレス企業ということでSUN以外に有名な企業は、最近までのCyrixにあったが最近は、ナショセミと手を組んだことで解決している。Cyrixは以前はIBMなどのファブを通して出荷していたが、依頼したファブによっては精度が低かったり、ラインの優先順位の都合上、出荷数が確保できなかったりと悩みの種はいくつもあったらしい。これでナショセミと手を組んだことでそれらが解決したから、これからのCyrixは見物ではある。
乱暴を承知で言ってしまうと、CPUのクロック数は、CPUの単純さとファブの性能に比例する。
Cyrixは他の86系CPUよりもクロックが上げられなかったが、CISCベースの煩雑CPUゆえにクロックが上げられなかったのか(K6はコアはRISC、たしかMMXPenもコアはRISCに近かったんじゃ……)、それとも今まで使っていたファブの性能が低かったのか?後者が原因ならばNS-CyrixのCPUは今後大きく伸びても不思議じゃない。少なくても「伸びなかったら彼ら本人の責任」になる。
DECの場合、逆にファブを売ってしまったわけで、悲観視が多いのかもしれない。しかしこれもケースバイケースで、現にAlphaチップはDECのファブよりも、サムソンのファブからでたOEM品のほうが速かった(らしい)。Intelは今後のIA64のためにもファブに投資を続けるだろうし、世界で最高レベルのファブを持っていることは言うまでもない事実だ。これを使えるとなると、Alphaは逆にファブレスで生きていくほうが、妥当だという結論になる。もちろん、IA64が仮にブレイクしてファブのラインがフル稼動になった時、AlphaのラインをIntelがちゃんと残してくれるという保証が有るのなら…なんだけど。
ファブレス企業として有名なSUNが本当に旨くやっているかというとそうでもないという話もある。SUNのSPARCのクロックが挙がらない理由は、ファブの性能(TIを使っているらしい)から来ているそうだから。TIのファブも悪くはないのだろうが、「最速」を駆ける業界故に、1位以外がカスになる可能性も否めないわけでもない。
IA64とDigitalUNIXとAlphaとラプソディ(スペル忘れた)
Digital UNIX(Alphaの主力OSの1つ)をIA64に移植するらしい。64ビットOSとしては最先端にいた(んだろう)から、Intelは次世代CPUで動くUNIXを1つ手に入れたことになる。ラプソディもIA64に移植されるらしい。昔、雑誌(WIREDかな?)の記事でAppleのお偉いさんが「われわれはCPUの選択を大きく誤った、IntelのCPUにすればよかった」という話があったから、それと関連する話なのかもしれない。
現在DigitalUNIXはAlphaでしか動かないOSなわけで、今Digital Unixを勉強するのも悪くないかもしれない。UNIXの場合「あんまり」CPUは関係ないし。
Alphaは今、買いなのか?
去年の今ごろAlphaを購入してWindowsNTを入れた。FX32すげーといいつつ、使っていたのだが、OLEが怪しいことも合って、私みたいなへヴぃなアプリユーザにはイマイチ向かないことが結論だ。十分速いけど。最近はLinuxを入れて、Alphaをサーバにして使っているが、LinuxというOSがなんかイマイチネットワークに弱いような気がすることを除けば、結構満足して使っている。まぁ弱いとは言えUnixだからそれなりには使えるけども、Solarisよりは弱いかなといった程度だから、結局のところ悪くないのが実状だ。
速度はどうかというと、たかだか100万程度のマシンの癖に、SGIのマシンよりも「計算は」速いし、PentiumII-300のマシンよりも圧倒的に速い。UNIXというOSは進歩が早い様で遅くて、必要がなければOSなんてアップグレードしなくても良いし、問題がなければずっと使っていられる。OSの上に乗るものが独立しているので、必要なら部分部分をアップデートしていけば良いわけだから、来年の今ごろAlphaが遅くて使い物にならないかといえば、この使い方をしている以上、さすがにそれはないだろうというのが容易に想定される。そうなってくるとへたに去年100万円級のPCを購入したよりも、安い買い物だったといえるだろう。多分、来年の今ごろ、IntelCPUは私のAlpha433に追いつけるかどうかも分からないだろう。
最近はずっと、Linux/Alphaを使う事も増えたが、アプリがないのでやっぱりNTを使う。個人的にはNTのほうが好きなんだけども、やっぱりLinuxもUNIXだけあって、すっきりはしている。が、私が勤めている会社のように、大きなネットワークになると、Linuxのネットワークの妙さが目立ってくる。
・NIS(yp)が怪しいこと
・automountがないこと→autofsで代用中だが、実験中ソフトだけ合ってまだ怪しい。
・NFS Serverでネットワークファイルロックができないみたい(推定)なこと
まぁ、なんにしてもちょっと不思議なことが起きている。う〜む。自分が実力がないので一概に言えないところだが、個人的にはネットワーク屋さんではないのだから、あんまり関係ないところで悩みたくないところ。う〜む。
このページの背景
再帰的でしょ。ちょっと工夫をして作ったのだ。ピンキーなのがいやかもしれないけど、著作権フリーね。どうぞ御自由に。元データは写真なのだ。
作り手としては、そろそろ準備期間かなという気がするところだ。Monster3Dは結構早いし。RIVA128は割合早いけど、汚いんだよなぁ。ドライバのせいなのか、ハードウェアのせいなのか。
メーカーサポートを批評するページを作ってみました。有益な情報ボードになることを望むところです。荒れてきたらいきなり削除する可能性は大(汗。だって、PCVANのSIGを管理するだけで精一杯だし(ってたいした仕事は最近してないが)。
Diablo
結構、面白い。が、単品で遊ぶと面白いのかどうか分からないなぁ。遠距離だ!ということでROGUEを選んだのだが、キャラクタが女であることが気に入らない。私は男なのに。しかし、鍛えれば鍛えるほど、魔術師がみんなEVOKERで、結局きゃつらが強いのが納得がいかない。でも昨日友人の魔術師を不意打ちで倒してやった。しめしめ。きゃつの耳は、後世大事にとって置こう;-)。
97で十分うまく動いているし、移行に苦労するから、やらなきゃ良かったんだけど、結局FrontPage98にした。以前書いたように、FrontPage97をNTWSでつかうときは、Peer Web ServerにFront Page Extensionが入らなくて苦労したけど、今回のFront Page Extension は、Internet Information Server(NTSVに入っているもの)だと与えてあげれば、認識はしてるっぽい。が、うまくいってはいない。まぁ、そのうちなんとかなるだろう。
次のページを読む トップページに戻る