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Date: 2009/01/17 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags: 瀧 康史, , kohju, 紅呪, 自己紹介

私について

名前
瀧 康史(たき やすし)
ニックネーム
kohju(紅呪)
Twitter
http://twitter.com/kohju
Facebook
http://www.facebook.com/taki.yasushi
住んでいる場所
静岡県静岡市と東京都渋谷区に在住。
静岡と東京を行ったり来たり。
属性
クラウド会社の代表取締役CEO

タイトル

InfiniCloud 株式会社 代表取締役CEO

InfiniCloud株式会社にて、代表取締役CEOをしております。業務内容はクラウド会社です。

私自身が法人成りして有限会社ジャストプレイヤーを設立、改組してジャストプレイヤー株式会社、社名変更してテラクラウド株式会社、社名変更してInfiniCloud株式会社に変移してきました。

役員構成を見てもらうと何となくわかるでしょうが、そろそろ出るところに出ようかと思っている会社です。自宅の目の前のプレハブからスタートした会社としては、ずいぶん成長したものです。

外資のクラウドを運用する会社は数あれど、日本産のクラウド「そのもの」を作る会社です。オンラインストレージのInfiniCLOUDのサービスも行っています。企業向けのアクセスラインまで含めたネットワーク基盤から、コンピュートノードの仮想化、ストレージ、SaaSなどをいくつか。「ないものは作ろう。あるものは利用しよう。」と、いろいろやってたらクラウドを作る会社になってしまいました。

現在は、様々なことに特化した仲間を鋭意募集中です。


私の経歴

コンピュータは1980年ぐらいから、ずっと使ってます。それこそほんとにずっとです(笑)

パソコンは、JR200という、ナショナルだかパナソニックが作っていた8ビット機を最初に触りました。その後、主に触ったのは、PC8000系、PC8800系、PC9800系、X68000系、PC-H98系、PC9821系を経て、いわゆるPCを触ることになります。ワークステーションは、大学で触れたSunが最初、SGIや、DEC Alphaなども使いました。

言語を習得した履歴は、古いBASIC、マシン語(笑)、アセンブラ(色々)、C、Objective C、C++、lisp、Fortran、Java、Perl、php、Python、javascriptなどなど・・・メジャーなものだけ書きましたけど、大抵、その時、旬だったものは、何にでも手を出していました。

OSは、OSとは言えない8ビットのN88DISK BASICから、C-DOS、CP/M、MS-DOS、Human68k、OS-9/68kを経て、Windows NT系にふれます。ただNT3系からVistaまで使いましたが、Vistaで少しUIに疲れて、メインOSをOpenSolarisに。その後、デスクトップOSとしてSolarisはサポートを辞めたこともあり、MacOSX/macOSとなりました。UNIX系は、Solaris、FreeBSD、Linux、IRIX、AIX、Digital UNIX、NEWS、NetBSD、MacOSX/macOS。色々触ってた為に割と何を使っても気にしないようになりました。

ハイパバイザは、PPARやLDOMなどのメインフレームやUNIXのエンプラ系のものから、x64コモディティ的なものだと、VMwareやXenServer(最近はxcp-ng/Vates VMs)、KVM(最近はProxmox)、Hyper/Vなど触ったこともあります。

ただ、私のキャリアの中でコンピュータのエンジニア職といえるのは、43歳〜51歳までの8年間。それ以外の時期はエンジニア職ではありません。これは縁が最大に理由ですが、コンピュータ技術が好きなので、「広く薄く」になってしまったため、専門の「**屋」になれなかったからかもしれません。それゆえに、その道のプロのエンジニアを凄く尊敬していたりしますね。

現在は、CEOはCTOと兼任してはいけない……というルールがありまして、51才にしてCTOを辞め、CEOに専念することにしています。

学生時代

テクニカルライター

Oh!Xで記事を書いておりました。

音楽系、ハードウェア系の記事が多かったかな。

個人的には数学に苦手意識があったのに、数値演算系も降ってくる傾向もありました。数値演算プロセッサとか、コプロとか、DSPとか・・・

NEC PCVANのX1CLUBでSIGOP

まだIRCとかが流行る前に、NECのPCVANのOLT(オンライントークの略、いまだとONとかにしそうだよね)でずっとチャットしてましたね。PCVANはNECが20世紀に行っていたプロバイダ+SNSの前身のようなものですね。びっくりするぐらい今のSNSと同じような問題がおき、同じような論争がおきていて、使われかたも似ているのです。そこで1つのチャネルを管理してたので、実は私は、SNSネイティブ世代なのですよ。

ただこのころは、午前2:30まで!という制限があって良かったなあ。

サラリーマン時代

ゲーム・ディレクター、プランナー

パソコンを買って最初にやったのが、ゲームをプレイするだけじゃなくて、ゲームを作る事でした。

ゲームが作りたくて、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現在の名前はソニー・インタラクティブエンタテインメント)に入社。その後、ポリフォニーデジタルに移動して、ゲームソフトの制作をしておりました。適当に名前でぐぐって貰えば、タイトルも出てくるかと思います。

起業家として

(ジャストプレイヤー・ドット・コム)justplayer.com時代

2001年にソニー・コンピュータエンタテインメントを退職し、屋号justplayer.comという名前でフリーランス(青色申告個人事業主)になります。ジャストプレイヤー・ドット・コムが確か屋号だったと思います。

夢見たのは、インターネットを用いた(ゲーム)ソフトウェアのオンデマンド、パーシャル、分散配信システム、電子プロテクトなどのシステムを作る事でした。

有限会社ジャストプレイヤー起業

2001年後半、個人事業主では拉致があかないので、役員二人と従業員一人、計三人で起業します。いわゆる「法人成」というやつです。

有限会社ジャストプレイヤーには2001年に生まれながら、サーバ側で動かすソフトウェアや領域を賃貸する会社をイメージしていきました。これを「クラウド」という言葉無しに説明ができなかったので、定款に「ソフトウェアの賃貸」が入っています。

  • ソフトウェアのオンデマンド、パーシャル、分散配信システム、電子チケットシステム等
    • 人は、思ったときにすぐに遊びたい。そういう意味から、ジャストプレイヤー株式会社のキャッチコピーであるWhen you want is when you playがあります。つまり欲しい時は遊ぶとき。即時性です。
    • ジャストプレイヤーの創業期の2001年、ソフトウェアを時系列に分割して配信し、認証、今で言うDRM、電子チケット、セーブデータのサーバ保存と解析などのシステムまで包括的に作られたPLAYABLE PLATFORMというシステムが作られました。
    • 「インターネットを利用した分散システム」は、創業期のテーマになっています。
    • 今ではクラウドといわれて当たり前の技術ですね。

しかし、これを当時の僕では商売のラインに乗せることができなかったので、様々なウェブ・サイト制作や、システム制作の受託が中心になっていきます。

ミドルウェアやフレームワークを開発することになり、CMSであるWIKIPLUSをphpで開発することになります。

現在のWIKIPLUSは自社専用のプロダクトですが、ウェブサイトは残ったままです。

  • Enterprise WIKIPLUS
    • 2005年に生まれたCMSです。
    • 以前は「簡単に作れるホームページ」のキャッチコピーを元に作られたCMSですが、いまではエンプラ向けに特化したCMSです。
    • 異拠点クラスタ機能、ワークフローなどというエンプラ向け機能がありつつ、運営者が簡単に編集できるウェブが作れます。弊社のウェブは全てこれでできていますし、このサイトもそうです。
    • 基本的には「分業」をテーマにしています。これはゲーム制作時代、コンテンツ作成者とプログラマの開発サイクルをどれだけ分離するかでコンテンツが極まる速度が上がる経験からきたものです。CMSとしては珍しく、デザインする人、コンテンツを書く人、システムを作る人の仕事を徹底的に分業できる用にしています。
    • オープンソースにしたかったのですが、それをするには精査が必要で、一緒にやってくれる人がいないので、できていません。

ジャストプレイヤー株式会社へ改組

2007年前後、メンバーが一新しはじめ、第2創業期と言われる時期に到達します。

WIKIPLUSは変わらず看板商品としてリニューアルされ続けつつ、Webシステムの作成がメインとなります。

実は有限会社ジャストプレイヤー時代も、サーバリソースをどうすれば、マルチテナントで共有できるのか?に興味があり、ホスティング的技術やら、仮想化技術、ストレージ技術を研鑽していきます。

このあたりは、InfiniCloudのクラウドジェネレーションに読み物としてまとめているので、興味がある人はみてください。

こうしてできたものがDimensionPlusです。

  • DimensionPlus
    • Solaris11/OpenSolarisを用いた、サーバ仮想化システムですね。
    • 2007年に某、クリーニング会社のレジシステムを作ったときに、今で言う3Tier型のプライベートクラウドを作ったのが元となっています。当時はバーチャルデータセンターという名前を使いましたが。
    • これをベースに2009年にDimensionPlusという名称が与えられました。小さいOpenStackみたいなものですね。
    • 今は外販せず自社利用の為のStackのプロジェクト名みたいなポジションですかね。

それ以外にも、BitTorrentベースの分散配信システムを作ったりしています。

  • Torrentan
    • 巨大ファイル(ソフトとかMovieとか)のP2P配信システムですね。
    • 日本ではインターネットのトポロジ的にP2Pが嫌われる傾向があったり、まあそれ以外にも色々あったわけですが、技術的には今ではP2PよりCDNの方が向いてる気がしますね。なので今はやっていません。
    • とはいえ、InfiniCloud株式会社はAS事業者AS63779だったりします。

しかしリーマンショックをへて、ウェブシステムの受託の仕事は一気に減ってきてしまいます。

この理由はシンプルです。ウェブシステムといっても、広告代理店→デザイン会社→当社がウェブシステムというパターンが多くなったため、広告の予算が減ると等価に減るのでは無く、デザイン会社はシステムを辞める為、一気になくなったわけです。

当社もこの頃は、廃業直前まで行き、メンバーも一気に減り、縮退します。大きなリストラクチャーが必要になりました。

リストラといっても従業員を切るのではなく(この頃人が減ったのは将来性がないと思われて退職したのだと思われます)、儲からない仕事の方を切っていきました。

事業を考え直し、変わらなかったのは月次のサーバ貸しビジネスだけだったので、その結果、クラウド事業にシフトしていきます。そして、そのクラウドを使って貰うために、エンタープライズ向けの、ITサービス、データセンター、コンサルティングなどの仕事が中心になっていきます。今思うと、第3創業期でしょう。

とはいえ、要するに私がほとんど個人的コンサルティングを行い、顧客を取ってきて、要件定義し、システムの基礎設計までし、その後は他の人に投げるものの、何割かは自分でも稼働していた時代です。個人商店に戻ったような気持ちでした。

ただ、上から下までみることもあり、経営面からみた情報システムチームのあり方、実務などそういう仕事は充分に語れたというのはあります。そして大きな決意をして初めて「社長」だけではなく、「CEO兼CTO」という、技術職の名前を名刺にかくことになります。ビジネス向けのコンサルとクラウドをやりつつも、第3創業期の集大成ともいえる、いわゆる象徴的なB2Cのクラウドが開始します。

2014年に始めたオンラインストレージのInfiniCLOUD(スタート当初の名前はTeraCLOUD)です。

  • InifiniCLOUD
    • スタート当初の名前はTeraCLOUD。
    • 大容量で高速で安価なWebDAVを用いたStorage CLOUDです。
    • エンタープライズで培ったテクノロジが、フィードバックされました。
    • 顧客に直接向き合う。

これが現在の社名「InfiniCloud」に繋がります。

テラクラウド株式会社時代

2021年、テラクラウド株式会社という名前に改名します。

ジャストプレイヤー株式会社時代の第三創業期の事業は、コンサル+SI+クラウドを行い上手く回っていきましたが、クラウド基盤も増強が必要にもなりますし、事業永続性を考えると組織で動かす必要がでてきます。

そこで、事業拡大を目指し、会社体を大きく組織化し、目指すところを目指すようになります。

サービス名もTeraCLOUDを会社名につけることになりました。

メンバーが一気に増え、第4創業期が始まります。

そして、InfiniCloud株式会社へ

サービスサイズに足して「テラ」というサイズが少し小さくなってきたこと。

そして、テラクラウドを作る過程で行いたかった未来がすこしづつ代わってきたこともあり、社名をInfiniCloud株式会社に変わりました。

今につづきます。

その他

日本OpenSolarisユーザ会 Leader

OpenSolarisという、Solarisの系譜のオープン系OSが好きで、コミュニティに積極的に参加しているうちに、Leaderになりました。

おかげさまでいろいろな方との人脈が出来ています。

ちなみに、2024年5月現在、毎月勉強会はしていますよ。

FINO ふじのくに情報ネットワーク機構

FINO ふじのくに情報ネットワーク機構の理事をしています。

かつてはいくつかの会社、組織の取締役をしてましたが、今は全て辞めています。

出没

オンラインでは、twitter、facebook、linkedinを使っています。

twitterでフォローされたら、自己紹介はほとんど必ずみます。私側からフォローするかどうかは、知ってる方か、あるいは、話しかけてもらうことが多ければ、お会いしたことが無い方でもフォローします。

facebookは、一度お会いした事がある人のみ繋がることにしています。

オフラインでは、IT展示会や勉強会とか割と好きなので、WEB系、ネットワークインフラ系の催しに顔をだします。当然、Solarisの催しには顔を出しますし、その他、Oracleの催しにも出ることがあります。

趣味

ピアノ

幼少の時からやっていた割に、正直、うまくは弾けません。人の前で弾くなんてもってのほか(笑)最近は、ショパンばっかりですが。

ちなみにデジタルピアノももっていますが、実はエレクトーンの類のシンセサイザーは実はあまりすきではありません。その昔、Oh!Xで色々連載していたり、IT系だということでシンセ大好きだと思われがちなのですが、アコースティックの響きの方が好きなのです。

ちなみに、どういうわけか、SteinwayやBosendorferの音よりも、YAMAHAのピアノの音が好きです。・・・というかYAMAHAのグランドピアノが欲しいです。誰かプレゼントしてください(笑)

幼い時から聴いてきたためなのか、こればっかりは趣味なので・・・。

クルマ

スポーツカーが好きです。

  1. MITSUBISHI GTO twinturbo 赤
    • 初期チューンまでしたが、弄りすぎて色々苦労した。
    • 重くて、今思うに割と乗りにくい類のクルマではあると思いますが、独特の面白さがありました。
    • ちなみに、乗ったことがない人が思っている以上に、スピンしやすいクルマではあります。
  2. NISSAN SKYLINE 25GTturbo (R34) シルバー
    • 前回の反省でクルマは純正のままが一番バランスが良いと宗旨替え(笑)
    • 純正のまま、タイヤだけは最初のがすり減ったあと、Potenza RE-01に変えました。
    • FRのこのぐらいのクルマはバランスが良くて良いですね。
  3. NISSAN GT-R (R35) 赤 2007年モデル
    • とりあえず「足」として使うには限界ギリギリってところのクルマですね。特別なクルマとして扱わないギリギリの範囲で、人によっては余裕で出ちゃうと思います。
    • このブログの右上のテールランプは、このクルマです。
  4. NISSAN GT-R (R35) 赤 2017年モデル
    • 良くこりもせずに、買い直したなとお思いでしょうが、買い直しました。

自分のクルマの経歴は、こんな感じです。

コンピュータ・テクノロジ

コンピュータ関係の技術が好きです。

技術ならば、ハードウェアから、ネットワーク、OS、インフラ系技術、アプリケーション構築技法、デザインなどなど、何でも好きです。IT系の会社の株価まで見ます。

コンピュータ上の作品はアーティファクトだと思っています。優れたアーキテクチャを見ると興奮しますね。

ジャンル的にこれが特別得意だとものは特別ありません。

なので「**屋」と言われると、何を言われてもそうかなぁ?と違和感を感じたりします。広く薄くでしょうか。だから自分がコンピュータのプロではないのかもしれませんね。

瀧 康史(TAKI Yasushi)

瀧 康史(TAKI,Yasushi)紅呪(kohju)

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