HOME / スマフォTips / モバイルバッテリー / モバイルバッテリー製品レビュー / あきばおーで売ってた充電式USB2200mAhリチウム充電ケース+18650付き
Date: 2013/02/24 | | Tags: モバイルバッテリー, 急速充電, 充電電池, 電源, USB電源, USB充電池, iPhone, iPhone4, iPhone4S, iPad, iPad2, Android, Optimus LTE
やっぱりリチウムイオン電池はいいんだねってことで、「18650のリチウム電池を取り替えて使えるモバイルバッテリーなら結構いいんじゃないの?」と思い始めました。自作することも考えたのですが、そんな折りにあきばおーにて充電式USB2200mAhリチウム充電ケース+18650付きなど言う商品を見つけました。
実験は18650の電池を取り替えつつ行いました。
結果のグラフはこうです。全般的に安定していないのは、DC-DC変換器が良くないのでしょうね。
電圧のゆれが気になりますが、添付の専用ケーブルを使うとiPhone4Sでもちゃんと充電ができます。添付以外では結線の都合で使えませんが(笑)。それでも品質的には及第点でしょう。
添付の電池はまったくダメですが、ちゃんとした18650を持っていれば結構使えるのでは無いかと思います。サイズもペンタイプで手頃ですしね。
標準添付の2200mAhはちょっと驚きですね。たった57分です。なんと1時間も持ちません。
この充電電池ケースの具合が悪いんじゃないの?と最初は疑ったのですが、グラフの通り他の電池ではちゃんと性能が出ているので、この電池の問題でしょう。
半分ぐらいの容量しかないんですが……。
どこの業者から買ったのかは敢えて言いませんが、3200mAhのバッテリーです。
3200mAhもあれば2700mAhのEneloop モバイルブースターよりも軽くて良いんじゃないの?と思って見たのですが……
結果は1時間50分。これもラベルの半分ぐらいしか動いてない気がします。
これは知る人ぞ知るUltraFireのBRC18650 4000mAhです。結構有名なので騙されることは無いと思ったのですが。
小型で1本で4000mAhもあれば相当Goodチョイスかと思ったのですが、残念ながら2時間5分。
公称値の半分って、どこかで流行ってるんですかねえ……。
Thinkpadのバッテリをかち割ってでてきたリチウムイオン18650です。ばらしている時にショートなんかしたら大変なことになるので、まねをするのは本当にオススメしません。ものは使い込んだやつなので本当の性能はもっと上だと思います。
3本の結果は
SANYOが2つ、Panasonicが1つ。どれも日本の一流メーカーのバッテリーです。
どれも使い込んでいるものなので結構劣化はしてるのでしょうが、おそらく2000mA~2600mA程度のサイズのバッテリーじゃないかと思われます。ノートPCのは結構良い物を使ってるんですね。ちゃんとした性能が出ています。
新品ならもっともっと成績がいいのでしょう。
余談ですが、リチウムイオン18650、今現在(2012年頭)の性能だとだいたい2600mAhをやっと超える程度が普通の性能のようです。結局リチウムイオンは、日本メーカーの独擅場で、パナソニック(と旧サンヨー)、ソニーなどでだいたい市場の大半を占めてしまっているようです。
かれらの商品で3000mAhを超えた物を未だ手に入れることができないので、18650のサイズではそのぐらいのエネルギー密度だと考えた方がいいのかもしれませんね。
最近は薄型のリチウムポリマーに比重が傾いているからかもしれないのですが……。
日本製のリチウムイオンはやっぱりすごいってことで。
後はリチウムイオン電池の容量が増えれば、その分、重くなります。重さと容量を天秤にかけつつ選ぶと良いでしょう。また、上の中華リチウムイオン電池のように、公称の容量はあるのに実際の効率が少ないのもありますから、そこは注意が必要かも知れませんね。どう注意したら良いのか分かりませんが(笑)たとえば持ってみたら妙に軽いとか??? 鉛が入ってたらわからないですが(笑)