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Date: 2009/02/25 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags: OpenSolaris, TimeSlider, autosnapshot, 設定, cli, コマンドライン

概要

2008.05あたりからアップデートで追っかけたマシンは、zfsのauto-snapshotが入っていないので、CLIからこれをインストール設定する方法について記載。

autosnapshotとは・・・

NetAppにあるような、あるディレクトリボリュームの直前の状態のSnapShotを自動的に残す機能。

.zfs/snapshot/snapshot名/〜

で残されており、直前の状態の保存がされているので、やっちゃった!というようなミスの回避ができます。

注意)Snapshotは論理的な間違いをリカバーするものでしかないため、バックアップの変わりにはなりません。ディスクが物理的に死んでしまった!というような障害には無力です。snapshot + raidで、論理的な間違いと1本単位のディスクの物理的破壊に耐えることができるので相当強くなりますが、RAIDシステム全体に対するローレベルな破壊や、ディスクの損失などには当然無力です。バックアップは取りましょう!

インストール

pfexec pkg install -v SUNWzfs-auto-snapshot

利用方法

auto snapshotを取って欲しいzfsに対して、下記の様に設定をする。

zfs set com.sun:auto-snapshot=true rpool/export/home/kohju

2008.11以降は設定がrpoolにされており、継承で使える様になっている。

zfs set com.sun:auto-snapshot=true rpool

起動

まずこのコマンドで、roleを追加する

svcadm enable -r svc:/system/filesystem/zfssnap-roleadd:default

次にそれぞれ、snapshotを取るタイミングを追加する。

svcadm enable -r svc:/system/filesystem/zfs/auto-snapshot:frequent
svcadm enable -r svc:/system/filesystem/zfs/auto-snapshot:daily
svcadm enable -r svc:/system/filesystem/zfs/auto-snapshot:hourly
svcadm enable -r svc:/system/filesystem/zfs/auto-snapshot:weekly
svcadm enable -r svc:/system/filesystem/zfs/auto-snapshot:monthly
インスタンス名頻度
frequent15分単位
daily日単位
hourly時間単位
weekly週間単位
monthly1ヶ月単位

起動後は、ちゃんと確認すること・・・

svcs -xv

何も出なければOK。

これらはcronを自動的に設定するだけのものなので、登録に時間が掛かったりすることもあります。時間をおいてみた方がよいでしょう。


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