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Date: 2009/01/08 | | Tags: Solaris, OpenSolaris, power.conf, powertop, CPU周波数制御, speedstep, powernow, 周波数
Nevada82以降、CPUクロックの変動などのPowerManagementが実装されたようだ。SolarisもU5から動くようであるが未確認。
Intel Powertopなどが動くようになったので、CPUクロックが臨機応変に変わってくれるのが見れたり、電気を食うソフトがわかって楽しい。
本当は、サスペンドができるのがもっとも良いのだが、現時点で私は、Solarisをノートパソコンで動かしてサスペンドできる機種を知らない。
PCを放置しておくと朝になると相当熱くなっていたが、大分普通の温度になってきた。
これでやっとノートPCのバッテリの持ちがよくなるかな。バッテリを1つ持ち歩くのと同じぐらい変わるかも!
/etc/power.confを書き換える。
cpupm enable poll-mode cpu-threshold 1s
設定変更後、
svcadm restart power
か、
pmconfig
で反映される。
クロックの状態を知りたい場合、Powertopをインストールするか・・・・
サポートされているクロックの一覧
kstat -m cpu_info -s supported_frequencies_Hz
現在のクロック
kstat -m cpu_info -s current_clock_Hz
cpupmにはevent-modeとpoll-modeがあるが、poll-modeの方が効率がよいようだ。この設定の違いは、man power.confに記載されている。
サポートクロック
kstat -m cpu_info -s supported_frequencies_Hz
出力結果
module: cpu_info instance: 0 name: cpu_info0 class: misc
supported_frequencies_Hz 800000000:1200000000:1600000000:2200000000:2201000000
module: cpu_info instance: 1 name: cpu_info1 class: misc
supported_frequencies_Hz 800000000:1200000000:1600000000:2200000000:2201000000現在のクロック
kstat -m cpu_info -s current_clock_Hz
出力結果
module: cpu_info instance: 0 name: cpu_info0 class: misc
current_clock_Hz 800000000
module: cpu_info instance: 1 name: cpu_info1 class: misc
current_clock_Hz 800000000
見ていると、すぐに最大速に上がって、すぐに落ち込む様子。
参考は、下記の通り。
Nevada98以降、サスペンド&レジュームが出来るようになっている。これには、/etc/power.confに下記のエントリを追加する。
S3-support enable
ただし、再起動が必須。
サスペンドとレジュームは、デバイスドライバによっては成功しないことがあるらしい。うまくいかなくなったら、意識して様子を見ると良い。
/var/adm/messagesにログが残るのでわかりやすいですね。