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Date: 2009/01/06 |  このエントリーをはてなブックマークに追加  |  Tags: Solaris, Key Customize, OpenSolaris, キーカスタマイズ, キーリマップ

CAPSを潰す方法

/etc/X11/xorg.conf を利用した方法。

InputDeviceが2種類ほどあるが、その中でKeyboardをしてする方を見つけ出し、XkbOptionsの行を入れる。

Section "InputDevice"

    Option "XkbOptions" "ctrl:nocaps"
    # generated from default
    Identifier     "Keyboard0"
    Driver         "keyboard"
EndSection

OpenSolarisの場合

OpenSolarisの場合、xorg.confが存在しない。

そのため、テキストモードでOpenSolarisを起動し、下記の手順でxorg.confを作成すると良い。

その1. シングルユーザに落ちる。

pfexec init S

その2. grubメニューからテキストモードで起動する。

もし途中、ctrl^Dが要求されたら、ctrl^Dし、ユーザでログインするとテキストログインになる。

コマンドラインに落ちたことを確認し、

/usr/X/bin/Xorg -configure

これで、/rootあたりにxorg.conf.newが作成されているので、/etc/X11/にコピーする。あとは、上記の設定を入れておけばよい。

loadkeysを利用した方法(うまくいかず)

参考資料

  • http://blogs.sun.com/thaniwa/entry/ja_solaris_express_keyboard_layout

上記をみると、loadkeys、dumpkeysという処理があるらしい。manを探すキーワードとして、

  • loadkeys
  • keytables
  • kb (7)

keytablesをみてみると、2つあるので悩む。

# ls -l /usr/share/lib/keytables
合計 8
drwxr-xr-x   2 root     bin         1536  8月  7日  10:49 type_101
drwxr-xr-x   2 root     bin         2048  8月  7日  10:49 type_6

man loadkeysすると、こんなことが書いてある。

    /usr/share/lib/keytables/type_tt/layout_dd,  where tt is the
    value returned by the KIOCTYPE ioctl, and dd  is  the  value
    returned  by  the  KIOCLAYOUT  ioctl  (see  kb(7M)).   These

わからんので、こんな風にしてみる・・・

# dumpkeys | grep -i lock
key 57   all shiftkeys+capslock

key 57を別にアサインすればよさそう

左コントロールは・・・?

# dumpkeys | grep -i leftctrl
key 224  all shiftkeys+leftctrl up shiftkeys+leftctrl

そこで、57を224と同じにしてしまいたいということになる。

cd /usr/share/lib/keytables
grep 57 */* | less

このようにやると、key 57がshift+capslockに設定されている環境は、type_101にはなく、type_6にしかない。

そんなわけで、type_6から重点的に探す。

関係なさそうなものばかりだがusが一番怪しい(やまかん)

cd type_6
cp us us.org

57に224の設定を上書きしたがうまくいかず・・・

INSキーとアプリケーションキーを入れ替える

いったい何のために・・・と思うかも知れないが、まず、ASCII配列のキーボードの中で、機種依存ではなくかつ無くてもかまわないキーがInsertだと考えてほしい。

次に、WindowsをVirtualBoxで動かしている前提で、この中のWindowsのATOKでIMEのON/OFFに設定できる設定キーはいくつかある。が、ASCII配列で設定できる範囲で一番どうでも良いキーが実はInsertなのである。

そこで、

  • VirtualBoxではIMEの設定でInsertを日本語のON/OFFにマッピング
  • gnomeではシステム-設定-入力方式トリガキーで、Insertをマッピング

これで、良い感じでどちらでも日本語のON/OFFができるのだ。

さて、Insertは遠い所にあるので、右下あたりにあるキーを押すだけでON/OFFをしたい。そこでInsertとApplicationキーを切り替えるという考えにいたるわけだ。

じゃあ、最初からAppキーをトリガーキーに指定すれば・・・という話があるが、実は、EmacsでAppキーを押すとUNICODEの入力モードになるのだ。面白いことに、システム-設定-入力方式トリガキーで、Appキーを日本語のON/OFFとして潰しても、Emacsと一部のアプリに限っては、unicodeのON/OFFに中途半端に取られてしまう。

そこで、

  • VirtualBoxのATOKで設定でき
  • gnomeで設定でき
  • Emacsでどうでも良いキーとして認識されている

キーはなにか?というとInsertキーなのである(笑

InsertキーとAppキーのキーコードを知る

xevを実行(無い場合は pkg search -r xevで検索)

目的のキーを押すと、キーコードがわかる。

KeyPress event, serial 245, synthetic NO, window 0x5800001,
   root 0x13a, subw 0x0, time 89893018, (262,-220), root:(1710,619),
   state 0x0, keycode 106 (keysym 0xff63, Insert), same_screen YES,
   XLookupString gives 0 bytes: 
   XmbLookupString gives 0 bytes: 
   XFilterEvent returns: False

このプログラムは、タイトルバーのXをマウスでクリックして閉じる。

ここのkeycode 106が目的のキー。

最後に、.xmodmaprcに次のように設定した。

keycode  117 = Insert
keycode  106 = Multi_key

意味は

  • キーコード117(アプリケーションキー)を押下でInsertのキーコードを発生。
  • キーコード106(Insertキー)を押下で、アプリケーションキーに元々アサインされていたMulti_keyのキーコードを発生。

あとは、

xmodmap ~/.xmodmaprc

を実行すれば読み込む。

マップ表は

xmodmap -pke

で出力可能。


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