HOME / 日記 / 2009-02-27に日経新聞に再び掲載されました
Date: 2009/03/01 | | Tags: WIKIPLUS, IT, 地産地消
静岡欄ですが・・・・。
地産地消は、静岡ではよく言われているワードで、意味は文字通り、「地元で作られた物を地元で消費しましょう」ということです。誰が言い始めたのか知りませんが、静岡では割と流行っている言葉です。この理由は、おそらく静岡の土地柄、多岐にわたる生産品がある・・・ということなのでしょう。
発送コストがかからないためエコであるとか、生産者が見えやすいので健康的とか、様々な利点を話す人がいますが、国単位でいえば「内需拡大」の言葉に経済的には近い意味を持つかも知れません。
さて、情報の地産地消ですが、私がWikiPlusを作った理由の一つにもなっています。
静岡はどうひいき目に見ても、やはり都内から見ると情報がWEB上になくこういう面でのITリテラシの差が多くあります。
私は大学〜三十路まで都内におり、その間、都内の常識ばかり身につけていたわけですが、いわゆる脱サラして都落ちしてジャストプレイヤーを起業して驚いたのが、ITに対する考え方の差異でした。
その辺に偏在する情報があまりにWEB上にないのです。そして必需性を感じていない。
たとえば・・・。私が思うに、ある飲食店がキャンペーンをやるのなら、その情報はWEBに掲載されるべきだし、展示会などの情報や、地方の青年団がやるような小さなお祭りなども、WEBに掲載されるべきです。過去の情報も情景や写真や感想なども。このような情報がWEBに掲載されることで、情報の伝達が密になり、案外近場に良い物があることに気がつきます。
静岡人は、どこかに同じ静岡人の技術や産物に信頼をしていない所があり、同じ静岡人でありながら「所詮、静岡だから・・・」と考えるところがあります。地元の案件が都内に流れていく理由などはそう言うところの最たる例で、「所詮静岡ではできない」と、どういうワケか、どこかで思っているからです。
とある全国的に有名な静岡の会社さんのWEBサイトを、都内のWEB会社さんが作っておりました。そこにはちょっとしたシステムが入っておりますが、静岡のWEB会社だって普通に出来そうな案件です。もちろん弊社だってできる案件です。結局、都内の会社さんを経由して弊社に紹介があったのですが、思ったのは静岡の会社がもっと頑張って営業をしないとならないなぁ・・・と。
こんなこともありました。私も、WikiPlusのパンフレットを頼もうかな?と考えたときにまず最初に思ったのは「東京で世話になったあの人に・・・」と考えました。なぜでしょう? どこかに「静岡では良いデザインの物が出来ない」と勝手に考えていたからです。もちろん善し悪しはありますが、静岡にもこだわって素晴らしいデザインをする人達もいます。
上の会社の担当者さんは、最初に同じようなことを考えていたのかも知れません。
何をしなくてはいけないのでしょう?特効薬はわかりませんが、地元の情報を地元に円滑に流すことは、きっとプラスに働くでしょう。
WikiPlusを強く作ろうと思ったきっかけの一つです。私は所詮、WEB制作会社の社長であって、大それたことは出来ませんが、こういうプロダクトを作ることならば出来ます。
地元の情報を地元のインフラを経由して地元の人のために配信されれば、ネット上に静岡はもっと露出します。そこから静岡の良さを他県の人達に知ってもらえれば、「静岡って結構いろんな物があるんだね」という評価が得られます。情報の地産地消=県内の情報交換が活発になれば、それは他県からの評価もまた上がっていくはずで、それが出来きるのならば、自分が静岡にUターンしたかいがあるなと。
私の夢はまだ進行中なのです。
KT (2009-03-02 (月) 02:00:42)~~もう8年になるんですね~~サムネイルだと御茶ノ水博士のごとき団子っ鼻に見えます~
瀧 (2009-03-02 (月) 00:20:18)~~太って見えますよね。~~太ったのは事実ですが。~
Pasie. (2009-03-01 (日) 23:45:43)~~太りました?~