HOME / 日記 / Solaris、OpenIndianaのバイナリレポジトリ作成プロジェクトについて
Date: 2012/02/15 | | Tags: Solaris, OpenIndiana, バイナリレポジトリプロジェクト
昨今のOSは、欲しいソフトは大抵バイナリレポジトリにパッケージがあり、インストールしようと思えば依存があるミドルウェアも含めて、簡単にインストールができてしまいます。
Solaris11自体が、大分そうなり始めてきましたが、まだまだ足りません。SolarisはOSとしては良くてもバイナリパッケージが……という話はしばしば聞かれます。
Solarisには元々様々なバイナリパッケージ集があったのですが、いろいろなことがあって以来、ほとんどのバイナリパッケージ集(Solaris11的にはバイナリレポジトリ)の更新頻度が下がり、今現在は選択に困る状態になっていると思います。
これを何とかしようというプロジェクトをOpenSolarisユーザ会の有志でやろうとしています。
また、OpenSolarisユーザーグループのメンバーでの利用ニーズとして、鉄板有償OSとしてのSolaris11と、フリー無保証のOpenIndiana、またその他のIllumos系のOSがあり、この2つを使い分けることも増えています。
もともとSolaris系ユーザは少ないのだから、OpenIndianaもSolaris11も、同じようにトピックスとして扱っていけたらいいのではないかと考えています。
そして、この2つのOSをユーザランドの利用感で差異を埋めるには、ミドルウェアの差異を上手く埋める必要があります。このようなバイナリレポジトリは海外を見てもあまりないようです。
そこで日本OpenSolarisユーザーグループ有志一同でバイナリレポジトリを立ち上げ、Solaris11やOpenIndianaでミドルウェアがなるべく等しく使えるようにしよう。また多くのソフトウェアをpkg installで簡単にインストールできるようにしようというプロジェクトを立ち上げることにしました。それが、SourceForgeに置いてあるPackage Projectです。
そういうこともあって、今回、OpenSolaris 2012.02 勉強会のハッカソンを、熱海で開催することになりました。参加者(あるいはリモート参加者)一同で、「えいや!」とバイナリレポジトリをを立ち上げるのが目的です。
ここで完成形ができるまでは至らないとは思いますが、オフラインミーティングとして集まり、ゼロをイチにする瞬間を互いに体感し合うのは、またとない機会では無いかと思っています。
参加者には手分けをしてやって欲しいことがあります。
などなど。様々です。
どれか一つの貢献でもいいので、是非参加してください。
テスターが極度に少ないため、できたパッケージを次から次からインストールして問題点を挙げてくれる人、是非、ご参加願えれば幸いです。
みんなでバイナリレポジトリを立ち上げましょう。