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Date: 2009/09/14 | | Tags: OpenSolaris, powertop, gui, c-states, p-stats, pmconfig, パワーマネージメント
OpenSolaris 2009.06についてる、powertopにはGUIモードがありませんが、最新のpowertopには、guiモードがあります。とは言っても見れるだけなのですが・・・
こちらがプロジェクトのサイトです。
hgリポジトリからコンパイルして使うと、
powertop -G
でこんな画面が拝めます。
こうやってみてみると、ほとんどがC1ステートです。C1はCPUのHalt状態ですね。HaltしたCPUは割り込みで起きあがるので、この間は、電気の食い方が少なめです。C2(CPUのコアとバス周りのクロックを停止する)、C3(クロックジェネレータも停止する)、C4(CPUの電源供給も低減する)など。他にもモードは合ったようなきがするんですが、単にOpenSolarisが対応してないだけかも知れません。
P-Statesの方は、クロックなのですが、このマシンでは800MHz/1200MHz/1600MHz/2200MHz/2201MHzとモードを持っています。グラフでは赤いのが頑張り中なので、あまり触らなければ青ってことで、クールダウン中のようです。
ところが、サスペンドを繰り返していると、CPUが2201MHzで張り付くことがあります。
どうも今のOpenSolarisのレジュームあたりでP-Statesあたりの初期化がうまくいってないようです。バグ報告はしてませんが(笑
参考(power.conf)
device-dependency-property removable-media /dev/fb autopm default autoS3 default cpu-threshold 1s # Auto-Shutdown Idle(min) Start/Finish(hh:mm) Behavior autoshutdown 30 9:00 9:00 noshutdown cpupm enable poll-mode S3-support enable
ということで、後日、調べたところ、
cpupu enable event-mode
ならば、resume後も動きます。
event-modeだと、最低速度と全開速度しか動かないようで、効率はpoll-modeより悪いようです。
しかし、ノートだとsuspend & resumeを繰り返すので、resume後に動作しないpoll-modeだと実際には使い物にはならないですねぇ〜。
2009.06はちょっとバグが多すぎるような気もするなぁ。