HOME / 日記 / 日本OpenSolarisユーザーグループの今後について
Date: 2013/03/16 | | Tags: Solaris, OpenSolaris, Illumos
すでにポータルサイト、http://hub.opensolaris.org/bin/view/Main/ に詳細が掲載されておりますが、「2013年3月24日」にopensolaris.orgが閉鎖されることになりました。
このアナウンスに関しては、私がリーダーとしてug-jposugのメーリングリストに書きましたので、そちらをご参照ください。
また3月30日にはhttp://www.opensolaris.gr.jp がオープンされるので、そちらにも公式コメントを記載されるとおもいます。
ここではせっかくなので、私感で、もう少し踏み込んだ話を書こうと思います。
(注:私の手にする情報網・・・苦笑・・・でつかんだ情報から話すと)この閉鎖には特別大きな意図があるわけではないようです。つまり良くも悪しくも、コミュニティに対して「特別関与しようとも思わない」というスタンスのようです。
はい、合えて主語を省略しました(笑)
最近のhttp://hub.opensolaris.org も、情報が更新されなかったり一部だけしか使われていなかったり、ロスタイム状態だったものに対して区切りが付けられたかなと個人的に思っています。
Solarisのコミュニティは、元々、Sunがコミュニティに対して熱心なこともあって、Sun引率の元に牽引されてきました。
そのためかコミュニティに参加する人々には、悪い意味で「お客様視点」であったりする人もいました。具体的に言えば、どこかに「Sunが何かをしてくれる」感があったり、「Sunの決定を待つ」「Sunが○○して当然」など。
ただこれは、いわゆる海外を含めたOpenSolarisのコミュニティの話で、日本のSolarisコミュニティである「日本OpenSolarisユーザーグループ」だけは、コミュニティ・ドリブンで進むことが多かったのです。
実際に我々は、コミュニティの意思ででOSCに参加したり、勉強会などを開催したり、ZFS DayやD-Trace Day、ハッカソン、ブートキャンプなどをやったりしています。これは、Oracle社の社員が主導しているのではなく、それぞれコミュニティ・メンバーの有志が主導して行っているのです。
他のOpenSolarisコミュニティからみると比較的珍しいケースのようで、今回のものは、その筋ではそれなりに外部からも注目されているのだと思われます。
参考:2013年3月24日までですが、各国のOpenSolarisユーザーグループ一覧とリーダー
基本的にはあまりかわりません。
当コミュニティの有志の方々と何度も打ち合わせを重ねたのですが、結局、日本のユーザーグループは比較的独立して動いていたので、とくにかわらないだろうと。
これまでどおりSolaris系OS(あるいはOpenSolaris派生OS、Illumosのディストリビューション)についての日本の情報ハブとして機能するため、メーリングリストで議論し、勉強会を行い、合宿を行い、ハッカソンをし、様々なイベントに参加したり、オフラインミーティングをする集まりのままでしょう。
ただ、これまでと違うのは、立場上も日本OpenSolarisユーザーグループ自体は独立したコミュニティになることです。
そこでコミュニティでスポンサーを集めて必要なインフラを用意し、合わせて運営に必要な体制を今一度、整理しています。
会計処理が面倒なので寄付金は集めませんが、必要とするインフラのスポンサードがあるとうれしいです。
まず、コミュニティの議論に必要なメーリングリストですが、以下の場所から登録できます。
いままで、OpenSolarisとしての日本ポータルはあったのですが、コミュニティのポータルサイトはありませんでした。
コミュニティポータルは現在、準備中です。2013年3月30日に公開予定です。
コミュニティのIRCは特に変わりません。
日本OpenSolarisユーザーグループの今後の予定について、皆さんとディスカッションしたく、下記のオフライン・ミーティングを行おうと思っています。
東京近郊の方しか来れないとは思いますが、ご参加頂けたら幸いです。
これから色々楽しくなりそうですね。