HOME / 日記 / DVやHDVをMacOSXのiMovieを使って取り込んだ訳は・・・
Date: 2014/01/10 | | Tags: DV, HDV, Mac, OSX, ビデオ, 取り込み
私は割と子供の頃の記憶を覚えていて、小さな頃、休みの日に早起きしすぎて親に怒られたり、家の周りの探検ごっこをして、そこに妹がついてきたりすることを、情景と共にちゃんと覚えていた。
少なくても20代までは。
30をすぎて起業し、忙しい日々を送ってから、それらの懐かしい記憶がボロボロと抜けていることに気がついた。
歳を重ねるとはそう言うことかと諦めていたが、去年の12月に、ふと自宅のファイルサーバに置いてあったムービーファイルを開き、金槌で殴られたようなショックを受け、正直、涙がでてきた。
そのムービーには、1歳の頃の娘がいた。
娘が1歳の誕生日に、一升の米でついたお餅を背負って歩いた時のもので、もちろん娘と共に私も片隅に映っていた。
でも、僕にはその記憶の欠片がなかった。
人の記憶は、全てを覚えているわけじゃ無くて、取捨選択しながら選別して記憶していく。
何がショックだったかといえば、大切なはずの思い出を、僕の脳みそが捨ててしまっていたことだった。
なぜだろう?
確かに頭は使っただけ働くかも知れない。でも、覚えておける記憶というものにはもしかしたら限界があるのかもしれない。
娘が小さい頃、3歳に入る直前ぐらいのころに、親友からの強い勧めもあって、ちょっと無理をしてハイビジョンのSONYのHDVのビデオを買った。それまでは父が持っていたSONYのDVをたまに借りて、撮影していた程度だ。
このDV/HDVは、整頓されていたが、HDVカメラの液晶の調子が悪くなってしまって、いつかハードディスクにデータ化してコピーしようと思って大切に保存していた。
メディアに保存したデータはいずれメディアとともに劣化してしまう。再生機もいずれなくなってしまうものだ。バックアップが取りやすいハードディスクにコピーしていけば、世代がすすんでもデータさえ無くさなければ、ずっと取っておける。
そう思って、年末の休み中、大掃除に家中の人が忙しい中、敢えてリビングでMacとHDVカメラを接続して、全てデータ化をすることにした。
機材は次の通り
使ったケーブル、アダプタは次の通り
過去の思いでも大切だが「今」の思いでもやっぱり大切だ。
正直、一人で自分の部屋で、コソコソやることだってできる作業なのに、邪魔だと言われながらもリビングのテレビでHDDのデータをデータ化したのは、理由がある。
リビングで流すことで家族でビデオをところどころ見ながら、思い出話をしながら、記憶を思い出したかったから。
私の年末年始の目標は、何時間もかけて全てのビデオを再生して、達成することができた。
それだけじゃ無くて、娘や姪や家族と、その時を共有できたことがやっぱり一番、嬉しかった。
今年も、がんばって仕事をしようか。そんな気がした次第だ。
この作業に感化されてか、父が昔のHi8を取り出したいと言い始めた。
良いことだ。
が、Hi8のカメラはとっくに壊れていて、僕がそう思って数年前にヤフオクで買ったHi8のデッキでも、見れるテープと見れないテープが多々ある。
そういえば、Hi8はアナログでDVはデジタルだ。
ここに技術の大きな隔たりがあるなぁと思いつつ、とりあえずHi8のDVD化をしてくれる業者を探すことにした。
あとは、取り込んだこれを、どうやって保持し続けるか・・・か。